平成28年8月20、21日の二日間。あいづ球場、総合運動公園多目的広場Aにて会津信用金庫主催の「会津信用金庫旗争奪学童野球大会」が行われた。
出場チームは全11チーム(会津若松市7チーム、喜多方市2チーム、会津坂下町1チーム、連合チーム1チーム)。
初日は朝から雨が降っており、ややぬかるんでいるグラウンドで、選手である子供たちは開会式後すぐに練習を始めた。
アイスポが取材したのは、初日一試合目(あいづ球場側)の城西学童野球スポーツ少年団と松長ジュニアベースボールクラブとの試合である。
9時、試合開始の合図と同時に子供たちの元気な声が響いた。
試合が進むに連れて雨脚も引き、応援する家族の声も大きくなる。
子供たちは互いに声を掛け合い、作戦の指示出しなどを行っている様子もちらほらと見受けられた。
スポーツに励む子供たちの姿は、とても必死で、キラキラとした瞳は右往左往と投げられるボールへと集中している。
休憩中も、監督からのアドバイスに短く切れの良い返事で応え、 小さな身体からこれでもかと言うような、威勢の良い団結の声が両チームから何度か響いた。
試合前、突然知らない子供から「おはようございます」との声をかけられた。
野球帽をかぶった元気のよい男の子だった。後から知ったが、その子も今回の試合の選手の一人のようだった。
今回の取材をしている中で「自分が幼い頃、知らない大人にこんなに元気よく挨拶が出来ただろうか?」と、ふと思った。
子供故の純粋さからかとその時は思ったが、そうじゃない。
スポーツを通して、監督や上級生、応援してくれる大人たちに触れて、学んだ子供たちだからこそ、こういった礼儀のある行為が当たり前な事として出来るのだろう。
試合の様子に胸を熱くする事以外にも、幼い選手らの姿を見て、今の自分を見直すきっかけにもなった良い大会だった。
試合の結果は次の通りである。
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大会概要
第13回 会津信用金庫旗争奪学童野球大会
日時:平成28年8月20日(土)・21日(日)
場所:あいづ球場・総合運動公園多目的広場(A)
主催:会津信用金庫
主管:会津若松野球協会